領家囃子神楽保存会(川口市指定無形民俗文化財)出演
歴史・由来
埼玉県川口市領家の総鎮守である稲荷神社と前耕地区の三十番神社の祭礼に奉納される囃子と神楽。
伝承では、江戸葛西囃子の流れをくむ「きり囃子」が江戸時代後期に伝えたものと言われている。
また、神楽は、囃子の付属で、後世に神楽師より会得した「はやしかぐら」と呼称されるものであり、宵宮に奉じられる。
祭礼の宵宮には囃子と神楽が、本祭には囃子が奉納され、大太鼓、小太鼓、笛、鉦で構成される五人囃子の演奏にあわせて、寿獅子、オカメ、ヒョットコ、恵比須、大黒などが舞い踊る。
主な演目
寿獅子
kotobukijishi
出囃子で獅子が登場。初めに、四方固めを舞います。
獅子は耳搔き、蚤取りなどの仕草を繰り返した後に、蜜柑で戯れ、遊びはじめます。
そして、蜜柑を食べては、口から皮を吐き出す仕草をします。
舞い疲れた獅子は、だんだんと眠けを催し、あくび! をしはじめます。
うとうと、うとうとし、とうとう、子守唄(スローテンポな囃子)で眠りに付いてしまいます。
暫くすると、ハッ!と目覚めて我に返り、再び、四方固めを舞いはじめます。
そして舞の締めには、獅子の口から、「おめでとう・・」と書かれている祝幕が飛び出し、
獅子舞は終わります!
里神楽
satokagura
「おかめ」と「ひょっとこ」が次々と登場し踊り始めます。
神々の登場を心待ちにしている様子です!
そこに、「須佐之男命」が登場。おかめが御神酒で、おもてなしをします。
そのお礼にと、須佐之男命が「宝剣の舞」を披露。地域の安寧を願い!悪霊、疫病を払い退散させます!
次に、「恵比寿」様が登場。続いて「大黒」様が!
恵比寿様は、「鯛釣り」に興じ、その世話をひょっとこがします。恵比寿様は釣り糸を垂らし、獲物を待ちます。少しすると、大きな鯛が掛かります!が、逃げられてしまいました。
再び、挑戦!さらに、大物の鯛が釣り針に掛かります!ひょっとこは、今度はしっかりとお手伝いをしています。
すると恵比寿様は、見事に大きな鯛を釣り上げました!恵比寿様は、大いに満足!満足!
続いて、後ろに控えていた大黒様が、「我は出雲の国の・・・」と声を発し、会場に集った人々に、打ち出の小槌と扇で「富の気」をとどけます!
気が、あたり一面に届き渡るやいなや、大黒様の「福飴撒き」が始まります。ここでも、おかめとひょっとこが手助け!一緒に飴をまきます。
「福飴撒き」が終わると・・・、神様方が、次々とお帰えりになられます!
おかめ&ひょっとこの舞
okame&hyottokonomai
神々がお帰りになった後、舞台には、おかめとひょっとこが残ります。
ひょっとこ、次に、おかめが踊りはじめます。
そして次第に、ふたりの間では、何やら、理由ありげな掛け合いが始まります!
どのような様になるやら。・・・(皆さん自身で、想像をして見てください!)
ここからは・・・・、当日、見てのお楽しみです!・・・・。
川口夜神楽kawaguchiyokagura
開催日
2024年11月24日(日)、
2025年1月18日(土)、19日(日)
開場16:30 開演17:00 所要時間 約60分
会場:川口神社 埼玉県川口市金山町6-15
JR川口駅[東口]徒歩9分
料金
大人 | 1,000円 |
小人(小学生以下) | 500円 |
※雨天催行。荒天の場合中止
屋外開催 定員100名
問い合わせ先
名鉄観光サービス株式会社 新宿支店
TEL:03-3343-0631